空室が埋まらない6つの原因|大阪市の賃貸マンションオーナーが見直したいこと

Owner's Column No.01空室対策

大阪市で賃貸マンションの空室が埋まらない
原因とは?
オーナーが見直したい6つの対策

このマンションには、灯りのついていない窓が6つあります。
原因をひとつ読むごとに、窓に灯りがともります。

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  • 入居者の募集を続けているのに、なかなか空室が埋まらない
  • 家賃を下げるべきか、リフォームをするべきか判断できない
  • 現在の管理会社から、具体的な空室対策の提案がない

大阪市で賃貸マンションを経営するオーナー様の中には、このようなお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

空室が長引くと、家賃収入が減少するだけでなく、管理費や修繕費などの負担も重くなります。しかし、空室対策として、すぐに家賃を下げたり、大規模なリフォームを行ったりすることが正解とは限りません。

重要なのは、空室が埋まらない原因を把握し、物件の状況に合った対策を講じることです。

この記事では、大阪市で賃貸マンションの空室が埋まらない主な原因と、具体的な改善策を実例とともに解説します。

  • Point 1空室が埋まらない原因は、家賃だけとは限らない
  • Point 2家賃を下げる前に、募集条件の「見せ方」を見直す。総額を変えずに反響が改善した事例も
  • Point 3内装の提案や仲介業者への対応スピードなど、管理会社の動き方で差がつく

Cause No.01家賃や初期費用が周辺の競合物件と合っていない

空室が埋まらない原因として、まず確認したいのが募集条件です。

家賃が周辺の競合物件と比べて高い場合、入居希望者の候補から外れてしまう可能性があります。

ただし、家賃が安ければ必ず入居者が決まるわけではありません。駅からの距離、築年数、専有面積、設備、室内の状態など、さまざまな条件を比較して検討する必要があります。

また、見落としやすいのが初期費用です。敷金・礼金、保証会社の費用、仲介手数料などを含めた契約時の負担が大きいと、家賃が相場に合っていても、入居希望者に敬遠される場合があります。

家賃を下げる前に募集条件を見直す

空室対策として家賃を下げると、入居が決まった後も減額した家賃が継続することになります。

そのため、家賃を下げる前に、礼金やフリーレントなどの条件変更によって成約につながる可能性がないかを検討することも大切です。

さらに、賃料と共益費の内訳を見直すことも、空室対策の一つです。

【改善事例】賃料と共益費の内訳変更で反響が改善

Case Study

実際に、募集条件を見直すことで反響が改善した事例があります。当初は、賃料と共益費を合わせた総額75,000円で募集していましたが、募集条件を見直し、次のように変更しました。

募集条件

賃料69,000円
共益費6,000円
合計75,000円
総額は変えていません
検索条件 賃料 〜7.0万円
  • 1K・駅徒歩6分
    築22年
    6.8万
  • あなたの物件表示
    共益費 6,000円
    6.9万
  • ✕あなたの物件(賃料7.5万円)は、この条件の検索結果に出てきません
  • 1K・駅徒歩9分
    築15年
    7.0万

反響
改善
この事例では、総額を変えずに賃料と共益費の内訳を変更したところ、募集への反響が良くなりました。

※ 右の検索画面は、反響が変わる理由として考えられるものの一例を示したイメージです。変更前は賃料と共益費の合計75,000円で募集していたため、賃料75,000円として表示しています。

このように、単純に総額を値下げするだけでなく、募集条件の見せ方を工夫することで、入居希望者からの反応が変わる場合があります。

ご注意:ポータルサイトの検索条件や物件情報の表示方法、入居希望者の判断基準によって効果は異なります。周辺の競合物件や募集媒体の特性を踏まえ、物件に合った条件を検討することが重要です。

家賃を下げる前に、現在の募集条件が入居希望者にどのように見えているかを確認してみましょう。

Cause No.02設備や室内の状態が入居者のニーズに合っていない

築年数が経過した物件では、設備や内装が現在の入居者ニーズに合わなくなっている可能性があります。例えば、次のような点が挙げられます。

  • エアコンや給湯器などの設備が古い
  • 壁紙や床材の汚れ、傷みが目立つ
  • 室内が暗く、古い印象を与えている
  • 収納スペースが使いにくい
  • 水回りの清潔感が不足している

もちろん、すべての設備を新しくすればよいわけではありません。重要なのは、入居希望者が物件を選ぶ際に、どの部分を重視しているかを見極めることです。

内装材や色選びも空室対策の重要なポイント

退去後の原状回復やリフォームを工務店に任せきりにしている場合、内装の選定にも注意が必要です。

工事の品質に問題がなくても、選ばれる壁紙や床材の色・デザインが、現在の入居者ニーズや周辺の競合物件の傾向に合っているとは限りません。

そこで重要なのが、管理会社が主導して内装を検討することです。

管理会社は、日々の募集活動を通じて、入居希望者の反応や周辺物件の傾向を把握しています。こうした情報をもとに、壁紙や床材の色、アクセントクロスの採用など、ターゲット層に合わせた内装を提案できます。

例えば、明るく清潔感のある色合いにするのか、落ち着いた雰囲気に仕上げるのかによっても、室内の印象は変わります。

大切なのは、見た目を良くするために費用をかけることではありません。必要以上にリフォーム費用をかけず、入居者に選ばれやすい内装に仕上げることです。

工務店の専門性を活かしながら、募集や成約まで見据えて管理会社が内装を提案することで、費用対効果を意識した空室対策につながります。

ツインライフが手がけた内装の見直しは、空室対策 リノベーション事例集でご紹介しています。

Cause No.03インターネット上の物件情報で魅力が伝わっていない

現在、入居希望者の多くはインターネットで物件を検索し、条件を比較しながら内見する物件を選びます。

そのため、実際には魅力のある物件であっても、掲載情報だけで魅力が伝わらなければ、内見につながらない可能性があります。

暗く、狭く見える明るく、広さが伝わる
同じ部屋でも、写真の撮り方で印象は大きく変わります(イメージ)。左右にドラッグしてくらべてみてください。

例えば、次のような問題はないでしょうか。

掲載情報のセルフチェック

  • 室内写真の枚数が少ない
  • 写真が暗く、部屋が狭く見える
  • 物件の特徴や設備が十分に記載されていない
  • 周辺環境や生活の利便性が伝わっていない
  • 募集情報の更新が遅れている

特に、写真は入居希望者が物件を比較する際の重要な判断材料です。室内の広さや明るさ、収納、水回りなどが分かりやすく伝わる写真を掲載し、物件の魅力を具体的に説明することが大切です。

また、募集条件や設備情報に誤りがないか、情報が古いままになっていないかも定期的に確認しましょう。

物件そのものを改善するだけでなく、物件の魅力を正しく伝える募集活動も空室対策の一つです。

ツインライフの募集活動については、入居者募集活動のページで詳しくご紹介しています。

Cause No.04入居者のターゲットが明確になっていない

すべての入居希望者に選ばれる物件を目指すのは、簡単なことではありません。

単身者向けなのか、カップル向けなのか、ファミリー向けなのか。物件の立地や間取り、設備などによって、想定される入居者層は異なります。

単身者が多いエリア

重視される可能性があるもの

  • 駅からの距離
  • 通勤の利便性
  • 宅配ボックス

ファミリー層を想定

重要になることがあるもの

  • 収納の充実度
  • 生活動線
  • 周辺の生活環境

例えば、単身者が多いエリアであれば、駅からの距離や通勤の利便性、宅配ボックスなどが重視される可能性があります。一方、ファミリー層を想定する場合は、収納の充実度や生活動線、周辺の生活環境などが重要になることもあります。

ターゲットが明確になっていないと、内装や設備に費用をかけても、入居希望者のニーズと合わない可能性があります。

物件の特徴に合った募集戦略を考える

まずは、物件の立地や間取り、周辺環境などを踏まえ、どのような入居者に選ばれやすいのかを考えてみましょう。

そのうえで、募集条件、内装、設備、広告内容などをターゲットに合わせて調整することが重要です。

管理会社には、物件の特徴を把握するだけでなく、周辺の競合物件や入居希望者の動向を踏まえて、具体的な募集戦略を提案することが求められます。

Cause No.05仲介業者への対応が遅く、成約の機会を逃している

空室対策では、募集条件や物件の魅力を見直すだけでなく、入居希望者を紹介してくれる仲介業者への対応も重要です。

問い合わせから契約まで(イメージ)

必要な情報をすぐ共有できる場合

  1. 仲介業者から問い合わせ
  2. 設備・契約条件をすぐ共有
  3. 入居希望者へ案内
  4. 申し込み・契約へ

回答が遅れる場合

  1. 仲介業者から問い合わせ
  2. 回答を保留したまま…
  3. 紹介しにくくなる
  4. 他の物件で契約が決まる

仲介業者から物件について問い合わせがあった際、設備や契約条件などの必要な情報をタイムリーに共有できれば、入居希望者への案内や申し込みまでの流れがスムーズになります。

一方で、問い合わせへの回答が遅れたり、必要な情報をすぐに提供できなかったりすると、仲介業者が入居希望者に物件を紹介しにくくなる場合があります。

また、入居希望者が初期費用などを理由に契約を迷っている場合には、オーナー様と相談のうえ、礼金やフリーレントなどの条件を柔軟に調整することも有効です。

条件交渉への対応が遅れたり、回答を保留したまま時間が経過したりすると、その間に他の物件で契約が決まってしまう可能性もあります。

問い合わせへの対応スピードが空室期間を左右する

空室期間を長引かせないためには、仲介業者からの問い合わせに迅速に対応し、成約の可能性を逃さないことが大切です。

管理会社には、募集活動を行うだけでなく、仲介業者との連携やオーナー様への条件交渉の提案まで、スピード感を持って対応する姿勢が求められます。

募集を開始して終わりではなく、問い合わせから契約に至るまでの過程を適切に管理することも、長期空室を防ぐ重要なポイントです。

Cause No.06管理会社から具体的な空室対策の提案がない

空室が続いているにもかかわらず、管理会社から具体的な改善提案がない場合は、管理体制を見直すタイミングかもしれません。

賃貸マンションの空室対策では、募集を継続するだけでなく、問い合わせ状況や内見数、申し込みに至らなかった理由などを確認し、次の施策につなげることが重要です。例えば、次のような状況が考えられます。

Self Check

あなたの物件は、どこで止まっていますか?

止まっている段階によって、見直すべきところが変わります。当てはまる段階にカーソルを合わせてください(スマホはタップ)。

STAGE 1

問い合わせ自体が少ない

募集条件や広告内容を見直す必要があるかもしれません。家賃・初期費用が周辺と合っているか、掲載情報で魅力が伝わっているかを確認しましょう。

No.01 家賃・初期費用No.03 物件情報

STAGE 2

問い合わせはあるものの、内見につながらない

掲載写真や物件情報の伝え方と、誰に向けた物件なのかを見直しましょう。写真や説明で、物件の魅力が具体的に伝わっているかがポイントです。

No.03 物件情報No.04 ターゲット

STAGE 3

内見はあるものの、申し込みに至らない

室内の状態や設備、家賃とのバランスなどを再検討する必要があるでしょう。

No.02 設備・室内No.01 家賃・初期費用

STAGE 4

申し込み後に初期費用などの条件が合わず、契約に至らない

オーナー様と相談のうえ、礼金やフリーレントなどの条件を柔軟に調整することが有効です。交渉への回答が遅れると、その間に他の物件で決まってしまうこともあります。

No.01 家賃・初期費用No.05 対応スピード

それぞれ原因が異なるため、必要な対策も変わります。

問い合わせが少ないのであれば募集条件や広告内容を見直す必要があるかもしれません。内見後に申し込みが入らないのであれば、室内の状態や設備、家賃とのバランスなどを再検討する必要があるでしょう。

重要なのは、空室が続いているという事実だけで判断するのではなく、募集活動の状況を分析し、原因に応じた対策を実施することです。

管理会社の提案力が賃貸経営を左右する

管理会社には、入居者募集や契約手続きだけでなく、物件の状況を把握し、オーナー様の収益を考えた改善策を提案する役割もあります。

例えば、家賃の見直しが必要なのか、内装を改善すべきなのか、初期費用の条件を変更すべきなのか。それぞれの費用と期待できる効果を比較し、オーナー様が判断できる材料を提供することが大切です。

管理会社を選ぶ際は、日常的な管理業務だけでなく、空室が発生したときにどのような提案をしてくれるのかという点にも注目しましょう。

Check List空室が埋まらないときに、まず確認したい3つのこと

ここまで紹介したポイントを踏まえ、空室が続いている場合は、次の3点を確認してみましょう。

Check01

募集状況を把握する

募集を開始してからどのくらいの期間が経過しているのか、問い合わせや内見は何件あったのか、申し込みに至らなかった理由は何かを確認します。

原因を把握することで、優先して取り組むべき対策が見えてきます。

Check02

周辺の競合物件と比較する

同じエリアや似た条件の物件について、家賃、初期費用、設備、内装、募集写真などを比較してみましょう。

自分の物件に足りない要素や、反対にアピールできる強みが見つかる可能性があります。

Check03

改善にかかる費用と効果を比較する

空室対策に費用をかける場合は、工事費用だけでなく、空室期間を短縮できる可能性や、今後の賃貸経営への影響も考慮することが大切です。

例えば、家賃を下げる方法と、比較的少額の内装工事を行う方法では、長期的な収支への影響が異なります。複数の対策を比較したうえで、物件に合った方法を選択しましょう。

Simulator家賃を下げると、累計でいくら変わる?

値下げした家賃は、入居が決まった後も続きます。月々の値下げ額と、その入居者が住み続ける年数を動かしてみてください。

3,000円
4年
3,000円 × 12か月 × 4年144,000円

※ 1部屋あたりの単純な合計です。この金額と、内装の見直しなどほかの対策にかかる費用を比べてみましょう。

Summary大阪市で賃貸マンションの空室対策を成功させるには

賃貸マンションの空室が埋まらない原因は、家賃だけとは限りません。初期費用、設備、内装、募集情報、仲介業者への対応、管理会社の提案力など、さまざまな要素が関係しています。

  1. 1空室が発生した際には、すぐに家賃を下げるのではなく、まずは原因を把握し、費用対効果を考えながら対策を進めることが大切です。
  2. 2今回紹介した事例のように、総額を変えずに賃料と共益費の内訳を見直すことで、募集への反響が改善する場合もあります。
  3. 3入居者ニーズを踏まえた内装提案や、仲介業者への迅速な対応も、成約の機会を逃さないために重要です。

空室対策は、一度実施すれば終わりではありません。入居希望者の反応や周辺の競合状況を確認しながら、必要に応じて募集条件や改善策を見直していく必要があります。

日々の管理業務に加え、募集条件の提案、仲介業者との連携、入居者ニーズを踏まえた内装の提案まで行える管理会社と連携することは、長期空室を防ぐうえで重要なポイントです。

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